私のおすすめ

CREA 2009/01月号

CREA 2009/01月号(12月06日発売)

【リピーターだけが知るハワイの秘密教えます やっぱりハワイな100の理由】

ハワイ通で、美しくセンスもいいあの方々のご推薦だから、間違いはなかろうというもの。ハワイのあらゆる楽しさが網羅されています。食いしん坊にとっては、各人ごひいきのパンケーキやエッグベネディクトを紹介しているページなんて、ヨダレもの。梅宮アンナさんご推奨のホットワンタンはじめ、街のB級グルメもたまりません。しかし、食べてばかりじゃあ、いけません。アロハのスピリットを感じなくては! ということで、ウクレレやフラ、ハワイアンキルトのお教室に飛び込んでみるのも楽しそう。サーフィンデビューもいいかもしれません。ロミロミや、有名ホテルのシェフに学べる料理教室などの本格派も。とにかくハワイの魅力がてんこ盛りの一冊です。

ELLE a'table 2009/01月号

ELLE a'table 2009/01月号(12月01日発売)

ストウブ鍋が騒いでる!

ストウブ鍋ってSTOVE鍋かと勘違いしていました。STAUB鍋ですよ、お恥ずかしい。フランスはアルザスのSTAUB社による鋳物ホーロー鍋。密閉性や熱伝導に優れているため、素材の旨みをギュッと閉じ込めてくれる、優秀な鍋だそうです。ところで、鍋ってかなり「原点を見つめる」系のアイテムだと思います。調理器具としてはもちろん基本中の基本アイテムですからいい物を選びたいし、作る料理だって調理法はシンプルでいいけれど、その分素材の良し悪しが出来上がりを左右する。「落ち着いてきちんとおいしいものを食べたい」、そんな今の世の中の気分にぴったりなんじゃないでしょうか? このSTAUB鍋、どっしりとした見た目で、頼りになるおばちゃんのよう。煮る、蒸す、焼く、オーブンに入れる、すべておまかせだそうで、「アンタ、あたしに任しときな」。そう鍋に言われているようですらあります。肉や野菜のロースト、炊き込みご飯、デザートなどのレシピつき。この冬、かなり使い込めそうです。

婦人画報 2009/01月号

婦人画報 2009/01月号(12月01日発売)

ニッポン巡礼 第一回 「中尊寺 毛越寺」

「私は日本を知らなさすぎるっっっ」。そう恥じ入りました、この新連載の橋本麻里さんの美しくも激しい文章を読んで。それは“日本のディープ・イースト”、東北に対して私がもっていたステレオタイプなイメージを完全に覆し、絢爛豪華なあの中尊寺の本当の美しさを教えてくれました。中尊寺が見事なのは、奥州藤原氏が黄金に恵まれていたからではなく(それもある?)、建立にあたっての藤原清衡の祈りが美しいからなのだと。テロだ、偽装だなどと変な事件が多い世界の中で、この精神は東北の、いや日本の誇りと言ってもいいんじゃないでしょうか。どんな祈りかというとそれはこちらを読んでしみじみ感動していただくとして、今東光さんもおっしゃっていたと思いますが、中尊寺を訪れる観光客のうち、どれだけの人がそこまで思いを馳せているのでしょう。ところで、日本列島の多様な「美の諸相」を巡るらしいこのシリーズ。連載第1回の東北からこんなに動揺してしまっては、次回がおそろしい……けれども読みたい。

ナショナルジオグラフィック日本版 2008/12月号

ナショナルジオグラフィック日本版 2008/12月号(11月29日発売)

・[地球にひとつの生命 セミクジラ 北と南で分かれる運命]北大西洋のタイセイヨウセミクジラは絶滅が心配され、南半球のミナミセミクジラは復活の兆しをみせている。北と南のセミクジラの運命を分けたのは?

タイセイヨウセミクジラが大変です! 北米の東海岸沿岸で出産、子育て、餌獲りをする彼ら。が、彼らの生息する海域は船舶の通り道。船と衝突し命を落とすセミクジラが続出し、その個体数は減る一方だそうです。行方不明になる子たちもいっぱいいて、それはどうやら養殖やら漁業用の糸がからみついて体力を消耗し、海の底に消えてしまったと……。別に熱心な動物愛護人間ではありませんが、「うう、ひどいじゃない」と思うわけです。かといって、海運業や漁業を規制して経済を減速させるのもどうかと。一方で希望がもてたのは、クジラにからみついても自力で断ち切ることのできる糸の開発を進めたり、生息海域に入った船舶に注意を促すボランティアをしたりしている人たちの存在。非常にニッチな活動ですが、そんな活動のバリエーションがあることこそが、余裕のある国の証なのでしょう。

芸術新潮 2008/12月号

芸術新潮 2008/12月号(11月25日発売)

【特集 ノルウェーの森へ 中世の美とオーロラの旅】

竜のウロコのような瓦に覆われた、風変わりな教会。どちらかというと、古代の砦のようです。「ええー!? これ、教会ですか?」と叫びそうでした。ヴァイキングの感性に、完全に心をわしづかみされるに違いありません。ドアには、鍵穴から悪魔が入ってこないように見張る竜の装飾が施されていたり。“神様の永遠の家である教会は石で作る”というキリスト教世界の常識にもかかわらず、木造の教会をたくさん建ててしまったり。教会内に、ふざけたような表情の“人面柱”を作ってしまったり。キリスト教が覆い被さっても隠しきれなかった、ノルウェーの自然から生まれた神話やヴァイキングの先祖から受けついたノルウェーの人々の感性。これらが誌面からユラユラと立ち上ってきます。たまらなく魅力的な世界をまたひとつ、見せられてしまった。そんな気分です。


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