BAILA 2008年04月号(03月12日発売)・姜尚中 トーキョー・ストレンジャー姜尚中さんといえば、テレビ番組「朝まで生テレビ!」で有名である。ま、この番組に出る前から、その筋(どの筋?)では有名でいらしたが、一般的に顔と名前とソフトな語り口(!)を知られるようになったのは、間違いなく「朝生」効果だろう。以来、とりわけインテリ女子に熱烈支持されるという、珍しい論客となった。出版関係のパーティなどでは、「姜さん、来るの? 来ないの? きゃあああああああ」という悲鳴にも似た嬌声が上がるほど(マジ)。そんな姜さんの異色の連載が『バイラ』の本連載だ。「トーキョー」の様々なスポットについて、そのスポットがそこに存在する意味を思考し、説明するといった主旨。たとえば、先月の3月号では「六本木ヒルズ」だったし(六本木ヒルズを今さら語られても……という気は若干しないでもないが)、今月はなんと、なんと! 「シャネル」の銀座店を訪れ、店内に佇み、ココ・シャネルの革新性からマルクス経済学の話へ進むのである! 『バイラ』読者は果たして、話に付いてきているのか? 安原顕時代の『マリ・クレール ジャポン』もかくや――は大げさだけど(そもそも評者はヤスケン時代の「マリクレ」をリアルタイムで知らない)、ファッション誌の連載としては、かなり異色の内容だ。「今月の良かった記事」アンケートを見てみたい。上位に食い込んでいるなら、『バイラ』読者って、なんかすごいです。ところで、やっぱり「シャネル」内にも姜さんファンがいたのかな? |
クロワッサン 03/25日特大号(03月10日発売)【大人のファッションを考える いまの私に似合う服。】季節の変わり目にやってくる、『クロワッサン』のファッション特集。毎回、微妙に野暮ったい(あくまで、マガジンハウスの基準で言えば、です)のが謎だが、今回はサンフランシスコで「大人のおしゃれ」を「発見」したそうだ。「サンフランシスコ? へえ、なんでまた?」と思って、手にとった。「クリエイティブな仕事にかかわる人が数多く住む街」としてサンフランシスコを説明していた。それならニューヨークだってそうじゃん、と思うが、「開放的で自由な気風にあふれた」街であることが、自由人の多い『クロワッサン』としては重要なのだろう。まあ、ニューヨークも自由っちゃあ、自由だと思んだけど、気候が「開放的」なのは、確かにサンフランシスコに軍配が上がるかもしれない。で、この街で暮らすクリエイティブな人々のおしゃれをレポートしていた。それなりに皆さん、素敵だったが、服を着倒してきた日本のギョーカイ人のほうが、絶対おしゃれだと思うなあ。ゆるさも含めて、こんなくらいのほどほどでいいんじゃない?という意味の特集だとしたら、頷けますが。すぐその後のページでスタイリスト第1号とも言える、原由美子さん提案のスタイリングは、さすがにハイセンスでした。 |
LEE 2008/04月春の充実特大号(03月07日発売)〈ファッション提案大特集〉トレンドの色を私らしく取り入れる 春おしゃれの2大スタイル 「五明フェミニン」&「はまじヘルシー」『リー』はナチュラルでヘルシーな世界観を持った雑誌だが、その実現に大きな役割を果たしているのがモデルだ。本特集で活躍している五明佑子さんも浜島直子さんも、実に爽やか。ご両人とも『リー』の専属ではないから、もちろん、他誌でも仕事をしているが、『リー』で見せる表情は、特にハツラツとしていると思う。そんな彼女たちの表情に、いかにも『リー』らしい、ほどほどにフェミニンで、ほどほどにモードなスタイリングがよく映えていた。やわらかで、ふわっとした空気感が魅力的なワンピースやブラウスには、春らしさが満開で、きっと、ブティックに春服を探しに行きたくなるだろう。手前味噌であるが、今月号の小西真奈美さんの表紙インタビューは評者が担当させていただいた。小西さんも、稀有な透明感を持った女優さんである。ご一読いただければ幸いだ。 |
CREA 2008/04月号(03月07日発売)ジェイ・チョウ ワーカホリックのクリエーター今月号の『クレア』の大特集は「美肌の裏ワザ」。スキンケアとベースメイク情報を読みたい方にお勧めです。かつて『クレア』のコスメ情報はマニアックで、講談社の『フラウ』とともに「コスメオタク」を増殖させた牽引役となったが、近年はその面影がなかった。だけど、今月号は結構、頑張ってましたよ。さて、しかし、評者が今月、『クレア』を買ったのは、特集目当てではありません。台湾アーティスト、「ジェイ・チョウ(周杰倫)」が4ページも掲載されていたからです。映画に強く、アジアスターに関して言えば、女性誌きっての通なチョイスをする『クレア』だから、びっくりすることはないのだが、2006年に初コンサート、先日も日本武道館2DAYSを成功させたとはいえ、ジェイは日本においては「頭文字D」の映画に主演してた人っていう情報が、かろうじて流布しているくらいで、ほとんど無名。同号に登場している、同じく台湾が生んだスター、金城武と比べれば、その無名っぷりがわかる。しかし、ジェイは本当に才能あふれるアジアのスーパースターなのだ。映画にも出るが、本来はいわゆるシンガーソングライターで(ピアノがうまい)、特に作曲能力が高く、チャレンジ精神旺盛な楽曲でもガンガン売れる、台湾でもっとも稼ぐアーティストだ。ここ日本でのみ、知る人ぞ知る存在に留まっているのが残念。ま、理由は明らかで、大してイケメンじゃないからだろう。ハニカミ笑顔はなかなかキュートだし、コンサートの完成度も高いんだけどなあ。そんなジェイを真正面から取り上げ、4ページも割いているあたり、『クレア』らしいなあ、と思いました。 |
すてきな奥さん 2008/04月号(03月01日発売)[別冊第(1)付録]収納と掃除〈キレイが続く!〉知恵366創刊91年の老舗『主婦の友』休刊のニュースをお聞きになった方も多いはず。いわゆる「主婦雑誌」のライバル、『すてきな奥さん』には頑張って欲しいものです。この雑誌には、ほぼ毎号、分厚い別冊付録が付いていますが、今月号は引越し&衣替えシーズンにあわせた「収納と掃除」特集。今年は閏年なので、「知恵366日」にしたのかな? 「家の中の持ちものを見直す」とか「効率よいしまい方」といった話は、収納&掃除特集の常套提案で、まあ、特に新鮮ってわけじゃあないけれど、それでも、なぜか毎年、散らかったり、収納がパンパンになっちゃう不思議。何度読んでも、「なるほど、そうか、やってみよう」と思います。新たな気持ちで部屋をキレイにするきっかけにどうぞ。 |
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