週刊文春 11/29日号(11月21日発売)〈徹底取材 偽装の系図〉「東京吉兆」女将が号泣激白「船場吉兆はおじいちゃん〈湯木貞一〉に謝って」「赤福」や「白い恋人」よりタチが悪い。限りなく「ミートホープ」に近いポカをやっちまった「船場吉兆」であります。賞味期限の改ざんばかりか、原材料の表記も「詐欺」していたとは、吉兆ブランドに泥塗りまくりである。まあ、評者は吉兆の人間ではないから、正直、そんなことはどうでもいいが、真っ正直に料理してきた(はずの)他の吉兆さんたちは、やはり気の毒だ。「船場吉兆」のせいで、心底信用できないので、つい「はずの」と入れてしまうわけだが。で、お家全体でてんやわんやになっている吉兆さんたちを代表し(?)、「東京吉兆」の女将さんが週刊文春』で涙ながらに、「吉兆ファンにお詫びをして、創業者の湯木貞一に心からお詫びをして、責任をとらねばなりません。一生のお願いだからと(船場吉兆社長の)正徳さんに伝えました」と語っているのだが、ものすごーく釈然としない。不正競争防止法違反容疑の「船場吉兆」に「一生のお願いだから」も何もあったもんじゃないと思うが、それより、船場吉兆に代わって「お詫び」をするなら、罪をなすりつけたパートさんたちに対しても「一生のお願いだから、申し訳なかった、と謝罪しなさい」と言うべきじゃないのか? 亡くなった湯木貞一さんに謝るより、そっちが先じゃないのか? 「東京吉兆」は「船場吉兆」の犯した詐欺と関係ないとはいえ、どうもこの「上から目線」な物言いがひっかかる。とりあえず、評者はこれから一層「吉兆」より「なだ万」派だ。 |
ダカーポ 12/05日号(11月21日発売)女のライフ&マネー【No.4】 〈30代女性のライフプランとお金〉 マネープランの前にライフプランを描け『ヴァンテーヌ』に続いて(?)、残念なお知らせ。すでにご存知の方も多いと思いますが、『ダカーポ』ももうすぐ休刊となる。残すところ、12月発売の1号のみとなった。ま、雑誌自体に関する感想は最終号にまわすとして、本号の内容だが、「中国新世紀」という大特集も、雑誌に関する特集も(評者もちょこっとコメントしています)、興味深かったんだけど、もう一つの小特集「30代女性のライフプランとお金」だけ、やや「?」な感じであった。「マネープランを描く前にライフプランを描け」というアドバイスは一見もっともである。描いたライフプランに沿って生き、マネープランも計画通りにやっていけるに越したことはない。しかし、(1)いつ結婚したいか (2)何歳で出産したいか (3)どこに住みたいか (4)どんな働き方をしたいか (5)どんな晩年を送りたいか、という5点について自分のスタンスを決めろといわれてもですよ、結婚は相手もあることだし、社会の状況がどう変わるかもわからないし、確固とした人生のプランを立てられる人は、そもそもマネープランだって自分でサクサク立てて、実行できる人だ。人生に迷ってしまいがちな人はどうすればいいのか? 迷いながら生きてはいけないのか? なんとなく、釈然としないのであった。 |
クロワッサンPremium 2008/01月号(11月20日発売)50代の顔、「元気」素肌と「上品」メイク。若干、迷走していたお試し号を経て、本創刊となった『クロワッサン プレミアム』だが、本創刊後は「経済的に余裕があって、でも、家庭画報みたいに杓子定規じゃなくって、聡明な女は料理がうまい的価値観を持っていて……(以下略)」といった、要するに『クロワッサン』で育ったカジュアルで、ちょっとうるさ型のインテリ50代女性をターゲットに絞り込み、ブレがありません。ちなみに、2号続けて表紙写真が、二人の有名女性に「元気に」ポーズをとらせているけれど、しばらくこれでいくのか? わざとらしくて鼻白みますが、目指すところはわかりやすいから、ま、良しとしますかね。そんな『クロワッサン プレミアム』本創刊後の2号目の大特集のテーマは、美容でした。意外です。旅とか器とかもってくるかと思ったら、美容です。しかも、ビューティ専門誌のよう、しっかりとしたDVDつき! 「洗顔から仕上げまで」初心者でも、おたおたしないで実践できる丁寧な内容である。50代で「メイク初心者」ってのもどうかと思うけれど、きっと「改めて確認」もしくは、「最近、歳とっちゃって、今までのメイク方法じゃしっくりこないわ」という読者のためでしょう。ホント、モデルさんが、びっくりするほど大変身していました。30代の評者も、とても参考になりましたよ。 |
週刊文春 11/22日号(11月15日発売)〈戦場カメラマンから大ブーイング〉ミャンマー銃撃死 長井さんを喰い物にする通信社〈APF〉代表 実は「ミャンマーに行きたくない」と語っていた長井さん。その死をめぐって荒稼ぎする山路代表は外車を乗り回し、テレビ一回放映が200万円とは――タイトルは「ミャンマー」となっているが、今回の事件で広く言われているように、「ミャンマー」は軍事政権が勝手に変えた国名であるため、評者は欧米とおなじく「ビルマ」と呼びたい。で、そのビルマでの例の銃撃事件について、聞き捨てならない記事が『週刊文春』に掲載されていた。銃撃された長井カメラマンが所属していた通信社APF代表の「やり方」を非難する内容で、長井さん自身はビルマに関心もなく、行きたいとも思っていなかったのに、ムリヤリ(?)行くハメになったらしい、というもの。詳細は『週刊文春』をご覧いただくとして、この記事が事実であるとするならば衝撃だ。Zasshi.netでも特集ページを設けていた今回の事件だが、評者も個人的に思うところある事件であった。というのも、胸を痛めてニュースを見ていたちょうどその時、ある著名人から署名運動に参加するように誘われ、もちろん参加に決まっているじゃないか!と「ミャンマー政府」への抗議文に署名したからである。鳥越俊太郎さんや櫻井よしこさんなどが参加していたアレですな。この署名運動専用のブログページには、今回の文春の記事が「虚偽」であると断罪しており、激しい口調の文章がここ数日、並んでいる。評者も今回の文春の記事が「虚偽」であって欲しいと思う。しかし、報道側でもある評者としては、文春側が全くの誤解、取材不足、虚偽を承知の上で、こうした記事を載せるとも考えにくいのだ。そんなことをしたら、リスクが高すぎる。真相はどうなのだろう。続報を待ちたい。 |
Vingtaine 2007/12月最終号(11月12日発売)All about Vingtaine Style 考えるおしゃれは永遠に泣いても笑っても、これが最後となる『ヴァンテーヌ』。雑誌としての『ヴァンテーヌ』は最後だが、サイトとしての『ヴァンテーヌ』開始の可能性は残っているようである。しかし、どうだろうな。「デジタル エフ」っていう、雑誌からサイトにリニューアルした前例はあるけれど、あまり話題になってないし、『ヴァンテーヌ』読者はとりわけ紙媒体に愛着があるように思うが……。で、肝心の最終号なんだが、「ヴァンテーヌ名品リスト」として9つのアイテムを紹介するなど(キリよく10アイテムにしなかったのはなぜだ!?)、あっという間に色あせる流行追いにノーをつきつけ「考えるおしゃれ」を提案してきた『ヴァンテーヌ』のエッセンスが詰まっている。この雑誌のスタンスとセンスが好きだった方は保存版として入手しておくといいと思う。残念なのは、もう少し、昔の本誌を振り返ってほしかったこと。なんなら、昔の誌面をそのまま載せてくれてもよかったぞ。そうしたらきっと「色あせないおしゃれ」の底力がわかったと思う。 |
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