私のおすすめ

BE-PAL 2008/01月号

BE-PAL 2008/01月号(12月10日発売)

・最近の長距離バスは安・遠・快! 車中2泊3日の1000km旅、イケます!

 寒い時には鍋物でも食って身体のなかから温まろう。ひとつ秋田へでも行って「きりたんぽ鍋」でも――。とは誰しも考えるものの、交通費、宿泊代を考えると頭が痛い。ところが発想を変えれば、“チープ・シック”が愉しめるのだ。
 秋田には比内鶏があるし、美味い日本酒が揃ってるからである。それに寒いというのも、一種のアペリチフではないか。
 さて、秋田にはバスで行く。東京駅からのオリオン・ツアーというのがあって、往復一万五千円で行けるのだ。夜11時半に東京駅を出発して翌朝の11時10分に能代に着く。で、「きりたんぼ鍋」をたらふく食って、遊んで、お土産買って、夕方6時50分のバスに乗って、翌朝7時に東京駅。ということは一日だけ会社を休めば、一万五千円で秋田往復ができる。しかも車中泊だからホテル代も不要。うまく頭を使えば、“チープ・シック”な愉しみ方がいっぱいあるという実例だね。

クーリエ・ジャポン 2008/01月号

クーリエ・ジャポン 2008/01月号(12月10日発売)

・美食都市TOKYOの魅力とミシュラン・ガイドの限界

 またしてもミシュランの星の話かーと誰しも思うだろう。が、そうではない。ひとつには英国、「ザ・ガーディアン」誌の、ジェイ・レイナーが書いているところに、意味がある。つまりイギリス人の眼から眺めた、日本の「ミシュラン狂奏曲」なのだ。
 ジェイ・レイナーの意見によると、今回の、東京での「星」の数は、むしろ少ないのではないか、と言う。ついでながらロンドンでの「三つ星」は一店のみである。
 次に「ロブション」は妥当であろう、と評価している。なぜなら、ロブションこそ日本人の感性を深く理解しているから、だと。
 さらにはイギリスの「ファットダック」、スペインの「エル・ブジ」海草のエキスを料理に使うところが、すばらしいとも指摘している。なぜなら、それは日本古来の知恵であるからだと。つまり英国人には分ることが日本人には分かっていない。本当は、旧日本人の舌は、世界最高の美食感覚なのである。

サライ 12/20日号

サライ 12/20日号(12月06日発売)

【インタビュー】北村英治 78歳(ジャズ・クラリネット奏者)

 むかし田舎の中学生だった私は、懸命に北村英治さんのクラリネットを聴きに行ったものだよ。四国の高松にはそれほど演奏会が来なかったからね。その北村英治さんが今、78才で現役プレイヤーというのは、すばらしい。
 いや、もっとすばらしいのは、北村さんが52才でクラリネットの生徒になる話だ。東京芸大の村井先生に教えを乞うのである。村井先生はクラシック畑で、クラシックの演奏法を学ぼうとした。が、何度も断られて、それでも強く頼み込んだという。
 52才の北村さんはプロもプロ。いや、ジャズのクラリネットでは有名な第一人者であった。その第一人者が、自分よりも11才も若い村井先生の門をたたくのだ。これは、すばらしい。どのようにすばらしいかというと、北村さんの心がやわらかいからである。モチを見よ。モチが柔らかいうちは、どのようにでも形が変えられる。進歩がある。諸君! 心だけはいつまでもやわらかくしておけよ。

ダカーポ 12/19・01/02日号

ダカーポ 12/19・01/02日号(12月05日発売)

ミステリー・時代小説・ノンフィクション・海外文学・評論… 2007 BOOK OF THE YEAR 今年最高! の本

 本は面白い。あらゆる点で面白い。たとえば出版界のプロ中のプロがいくら計算したところで、予測が不可能だとかね。
 今年の話題のひとつはドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』であろう。全5巻の合計で、52万部を超えて、いまなお売れている。こういう読めない事件が起きるから、本は面白い。
 いや、真面目な話、本を読むことは、現実とは違う別世界に心を遊ばせるからなのだ。そして今、ふたたび人びとは別世界を遊びに行きたくなっていることの証拠であろう。それが『カラマーゾフの兄弟』のヒットにつながったのだろう。――と、こんなふうに書いたことで、また一冊位は余分に売れるはずだ。アクビと同じように、本の情報はウツるんだよ。
 それにしても『ダカーポ』の休刊は残念だなぁ。もっとガンガン本の情報を伝えてくれるメディア出でよ。

DIME 12/18日号

DIME 12/18日号(12月04日発売)

【大学は美味しい!!】信州大学「高嶺(たかね)ルビーはちみつ」

 まずは100gで5,250円のハチミツがあるというので、びっくり。私は毎朝、ヨーグルトにハチミツをかけて食べる習慣があり、ハチミツは他人ごとではない。ただし、日頃はそんなに高価なハチミツを食べているわけではない。
 「高嶺ルビーはちみつ」がその正体なのだが、これは信州大学農学部の、井上直人教授の研究をもとに、開発されたものなのだ。「高嶺ルビー」とは実はダッタンそばの銘柄なのである。時期になると赤い花が咲き、これの蜜を狙ってハチがやってくる。当然、ハチミツが採れる。しかし従来のセイヨウミツバチと、日本古来のニホンミツバチとでは、その蜜の味がまったく違う。いや、味だけでなく、活性酸素消去能が、一般のハチミツに較べて188倍も高いらしい。つまり身体にとっても良い、特別なハチミツとなるのだ。
 数多くの苦労が「高嶺ルビーはちみつ」を完成したわけで、なにごとも楽ばかりしていては高みに達することはできないのだよ。


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