私のおすすめ

日経キッズプラス 2008/08月号

日経キッズプラス 2008/08月号(06月18日発売)

“ふるさと”が待っている この夏行きたい里山

子どもにとっては、お宝がたくさん潜んでいるんじゃないでしょうか、里山には。いろんな昆虫や植物を実際に手に取ることもできるし、今夜の晩御飯の素材もそこここにある。雑木林のお手入れや農作業など、子どもだって立派な働き手として認められる作業もある。アウトドアライターの野田伊豆守さんによると、「手つかずの自然の中では珍しい動植物に出会えるが、しばらくすると自分はそこでは異物であると気づく。一方で里山には人間にも重要な役割があるから居心地がいい」と。夏休み、人間によってほどよくお手入れされた自然の空間、里山で遊んだりお手伝いしたりする体験は、子どもだけじゃなく、お父さんお母さんにとっても楽しいかも。といって、いきなりその辺の里山に侵入するわけにもいきませんので、この特集では「里山体験プログラム」をご紹介。川遊び、虫捕り、山菜採り、炭焼き、いろんな体験が子どもたちを待っています。

ニューズウィーク日本版 06/18日号

ニューズウィーク日本版 06/18日号(06月11日発売)

〈人種〉ラテンブラックの声を聴け

オバマ氏は、ラテンアメリカのマイノリティ、黒人たちの希望の星であるようです。ラテンアメリカではインディヘナ(先住民)の人々も大変ですが、ブラックの人たちが置かれた状況はもっと厳しい。失業率や水道のない家に暮らす率などは、インディヘナに比べて黒人層のほうがずっと高いそうです。人数が少ないと、社会問題として認識されることも難しいというわけでしょうか。G8を前に先住民サミットなどが行われて先住民問題が盛り上がっているようですが、ラテンに連れてこられた黒人の人々は、そんな盛り上がりとも無縁なわけで。そんななか、コロンビアなど一部の国は黒人の待遇改善に動き出しているそうです。ブラックの音楽やお祭りなどがラテンアメリカの文化に与えている影響も大きいわけで、自らのアイデンティティを見直そうという機運もあるようです。地味な記事ですが、ラテンを別の視点から見ることができて興味深かったです。

CasaBRUTUS 2008/07月号

CasaBRUTUS 2008/07月号(06月10日発売)

The Top 100 New and Powerful Museums 最新・最強! 今すぐ行きたい 日本&世界の美術館BEST100

どちらかというと「環境に悪そう」的なイメージの銅精錬所跡。それを利用して完成した犬島の美術館が、空調がないなど「自然に徹しているよ」というメッセージを発信しているのはおもしろいです。しかも、廃屋が美のパワーの発信基地である美術館に生まれ変わるなんて、まさに「災い転じて福となす」じゃないですが、ネガティブとされがちな要素を逆手(?)にとって、美しく蘇らせるなんて、かっこよすぎです。そして十和田市現代美術館は、小さな美術館の集落。それぞれのお家に「おっ」と息を呑む出会いが待っていそうです。自治体の施設の撤退で出来た空き地に建てられたそう。美を目当てに人々が集っているようです。人々を感動させながら同時に、環境対策、過疎化対策にも取り組めるなんて、あらためて「アートって頭いいなあ、無敵だなあ、無限だなあ」と感嘆しました。

サライ 06/19日号

サライ 06/19日号(06月05日発売)

[第2部]ベランダや小庭で、まだ間に合う わが家で育てる、夏野菜

我が家では、畑からちょっと足が遠のいている間に、ズッキーニが乳児サイズになってしまったことがありました。夏野菜は勝手にグングン育ってくれるのが頼もしいですね(草取りは大変ですが)。食糧危機が叫ばれているこの夏、自分の庭からベランダから、このグローバルな危機に立ち向かう準備をしてみてはいかがでしょうか。という大げさな動機はなくとも、収穫したてを食せますし、育てる楽しみも味わえます。畑ビギナー向けに、基本である土の作り方から懇切丁寧に紹介されています。ところで、我が家の老父は釣りキチでしたが、ある年から突然、「野菜を育てる」人に。時を同じくして友人たちのお父さん方も突然、畑仕事に目覚めたという人が続出。「男性もある年齢でホルモンバランスが激変し、ハンターから育む側になるのかも」という仮説をたてたのでした。「育む」欲求をおもちの方、野菜は育て甲斐がありますよ。

ニューズウィーク日本版 06/11日号

ニューズウィーク日本版 06/11日号(06月04日発売)

闇を生きる現代の奴隷たち〈人身売買〉一部のアジア諸国の発展の陰には強制労働の悪夢が広がる

奴隷制度なんて昔話……と思いたいところですが、さにあらず。アジアの新興国を中心に、外国人の強制労働が増えているそうです。米国務省によると、人身売買の対象となっているのは毎年80万人だとか。日本もつい何年か前、「人身売買に甘い国」ということで名指しで非難されましたっけね。こうした強制労働や、それを可能にする人身売買が新興国の繁栄を支えているのだとしたら、恐ろしい。しかも、そんな企業が作り出す製品を私たちが普通に消費しているかもしれないなんて、もっと恐ろしい。現代の奴隷制度に消費という形で加担しているわけですから。あのおなじみの日本の水産食品会社も、疑惑があるようです。「海洋環境にやさしい」とされている企業が、実は自社の労働者への待遇がめちゃくちゃ、なんてことも。要は消費者が労働者の待遇には目を光らせていないから、改善されないのですね。もちろんイルカの保護も大事ですが、人間を護るのも大事でしょう。


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