私のおすすめ

DIME 01/20・02/03日号

DIME 01/20・02/03日号(01月06日発売)

【「ニッポン発の世界企業」】第18回 小林研業[鏡面加工]

 新潟県燕市は食器類の町として有名である。かつての刃物業から輸出用のカトラリー(ナイフやフォークなど)に転出したいきさつがあるのは、ご存知の通り。
 この燕市に、従業員5人の小林研業がある。社長は小林一夫さんで、金属表面をピカピカに磨くのが商売だから、小林研業なのだ。私はもちろん門外漢であるけれど、磨く作業は案外単純作業ではないか。まず金属面があり、それを磨くためのバフがあり、研磨剤があるだけ。――ということはあとはもう腕のよさに左右されるのではないか
 音楽プレーヤーの「iPod」に鏡面仕上げがある。ピカピカの表面感。あれを仕上げたのも、小林研業なのだ。研磨の世界では、「1000番ブレード」という言葉があるらしい。「1000番」はひとつの頂点であって、鏡と同じ状態に仕上げることを指す。そして「iPod」がまさに「1000番」なのだ。これは小林さんが不可能に挑戦した結果なのだ。そして諸君、不可能とは挑戦するためにある言葉なのだぞ。

サライ 01/22日号

サライ 01/22日号(01月05日発売)

・定番・朝めし自慢 嶋崎光秋(『竹屋』技術部長・75歳)

 嶋崎光秋さんは「竹屋」の技術部長である。「竹屋」とはタケヤみそで有名な、長野・諏訪の味噌屋。味噌の製造責任者としては、長老と言って良いのではないか。75歳で、今も現役。味噌は生きもので、リクツどおりにはいかないところが面白さであり難しいところであるらしい。
 味噌屋の責任者であるからかどうか、朝、昼、晩と三度の食事に味噌汁がつくという。たしかに味噌汁は日本が誇る健康食だ。
 健康食といえば、嶋崎家の朝食に欠かせないのが「蜂の子」。世の人々を大別して、「蜂の子」を食べる人と食べない人とがいる。私は「蜂の子」が大好きなクチである。「蜂の子」の正体とは、天然のクロスズメバチの幼虫なんだそうな。これを採ってきて、甘辛く佃煮にしたもの。アミノ酸、ビタミン、カルシュウムが豊富であるとのこと。嶋崎さんは「原田商店」の蜂の子を愛用していて、これはかつて宮内庁でも使っていたことがあるらしい。よーし注文してみよう。

サライ 01/05日号

サライ 01/05日号(12月18日発売)

・定番・朝めし自慢 嘉納愛子(声楽家・101歳)

 今日、ここではじめて告白するけれど、私は100歳願望を持っている。「100歳まで、元気で、健康に生きたい!」と真面目に思っている。そんなものだから、100歳をこえた人物の話を聞くと、身と心がふるえてしまう。声楽家の嘉納愛子さんは101歳とのこと。憧れるなあ。
 毎日午後4時から30分、ピアノを弾きながら練習を行うとのこと。そして今なお生徒さんを持っているというから、ピッカピカの現役ではないか。本当にうらやましいかぎりだ。
 さて、その101歳の嘉納さん、毎朝の食事に何を召し上がっているか。トースト半枚。これに蜂蜜やバターを添える。さらに毎朝欠かさないのが、生姜の佃煮。よく生姜は身体を温めるというけれど、やはり冷やさないことが長生きの秘訣なのかもしれない。それからブルーベリーとらっきょうを欠かさないらしい。らっきょうには整腸、健胃作用があるとのこと。そして「日本語を大切に!」ともおっしゃる。本当に頭が下がる。

DIME 01/06日号

DIME 01/06日号(12月16日発売)

【DIME GOURMET SPECIAL】「築地王」も納得の名店ランキング&完全攻略MAP付き! 年末の買い出し、絶品グルメ…… 食のワンダーランド築地市場へ行こう!

 築地の場内に美味い洋食屋があるというのは、知らなかったなあ。その店の名前は「たけだ」というのだが、ここでとりあげられているメニューは「かきのバター焼」、1400円(ライス付)。このセンスには拍手を送りたいなあ。もっと他のメニューもあるだろうに。かきのバター焼だよ。大つぶのかきをバターでジャーと焼いた一皿。それをメニューとして出す「たけだ」もたいしたもんだけれど、このシンプルの極致に注目した編集者の目も確かだ。
 「たけだ」は場内、「魚がし横丁」8号館にあるらしい。親切な地図が3種類添えられているので、これなら方向オンチの私だって迷わずに行けるだろう。まず「築地周回MAP」があって、「築地場外市場」の地図があって、さらに「場内・魚がし横丁」の地図がある。俗にかゆい所に手が届く、という言い方があるけれど、こんな風にかゆい所に手が届きすぎる位でちょうど良いのかもよ。

Pen 01/01・15日新年合併号

Pen 01/01・15日新年合併号(12月15日発売)

【完全保存版】全国47都道府県をすべて網羅! いちばん美味い、居酒屋はどこだ?

 ハ、ハ、ハ……。タイトルの魅力につられてつい買っちまったよ。だって、いちばん美味い居酒屋を教えてくれるのなら、600円は安いじゃないか。北は北海道から南は沖縄までを訪ね歩いて、47店の居酒屋を厳選。しかも見開き2ページ、または1ページを使って迫力充分に紹介してくれるのが嬉しいねえ。私はもう熟読しましたね。特集を謳うなら、こうでなくちゃ。
 さて、このこの選ばれた居酒屋のなかで、私なりのナンバーワンをあえて選ぶとすると、秋田の「酒盃」だね。なんていっても店の佇まいが美しい。店の外観を眺めているだけで、ほろ酔いきげんになってくる。まず最初に、6種類のお通しが出てくるそうなのだが、これがレベルが高い。また、秋田の地酒を飲みくらべながら、比内鶏の「鳥刺し」を食べるなんざあ、極楽、極楽。こんなふうに不精者の私でさえ、すぐに行きたくなってしまうのが、編集者の力というものなのだよ。


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