小説新潮

新潮社/文芸・歴史誌

目次

特集 新夢十夜 こんな夢を見た――漱石の「夢十夜」から百年。現代の人気作家が新たに紡ぐ十の幻想、十の人生。


・阿刀田高 夢一夜 夕暮れ時、古い橋のたもとにたたずむ私は何を待つのだろう


・小池真理子 翼 もう大丈夫。なんとか生きていける。そう思った夜だった


・北村薫 指 上総には眼病の秘法がある。聞いた刹那、わたしは砂浜にいた


・荻原浩 長い長い石段の先 蝉に誘われて森に囚われた、葬儀の記憶とたんぽぽの綿毛


・西加奈子 小鳥 冬の午後四時。悲しみの淵で嘘つきの彼女が話した鳥の話


・あさのあつこ 厭だ厭だ 恋を知らずに生を終えた女の願いと、愛を諦めた男の罪業


・道尾秀介 盲蛾 女は毎晩違う男に抱かれる。私は黙ってそれを見ている


・野中柊 柘榴のある風景 古びた絵葉書の風景。そこに向かって、私は歩いている


・谷村志穂 こっちへおいで 私の夢を見る男。私が見る火事の夢。夫は夢を見るのか


・小路幸也 輝子の恋 失ってしまった大切なものを、一つだけ取り戻せるとしたら


[短期集中連載スタート]蓮見圭一 永遠の女性 ろくなことが無かった二十歳の頃、故郷の町。十数年ぶりの函館をさまよう薫の前に現れたのは……


[時代読切中篇]安住洋子 澪(みお)の波 町人の信頼篤い樋渡先生が、なぜ酒を必要とするのだろう


[読切シリーズ]


・三浦しをん 初盆の客 祖母の死後に現れた、見知らぬいとこ。祖母に秘密が?


・山本幸久 たこ焼き、焼けた? 一旗さんに借りたたこ焼き器。今日見つけたのは因縁なのか


・北原亞以子 冬ざれ 慶次郎縁側日記 古傘買いには不釣合いな銀煙管を目にし、吉次は男を追う


第一回 さくらんぼ文学新人賞決定


・受賞作 ニノミヤのこと 長谷川多紀


・選評 唯川恵/角田光代/小池昌代/北上次郎


第五回 「新潮エンターテインメント大賞」募集要項


川柳うきよ大学/小沢昭一


特集 作家になる道 Part2 転機を好機(チャンス)に変えるために


・スペシャルインタビュー


 井上荒野 聞き手 重松清 空白の12年間。父の呪縛からの解放と自己回帰 あらすじのない、曖昧な世界を書くために


 三浦しをん 書き続けるには、好き嫌いははっきりと 「職人として、書いていきます」


 畠中恵 最大の難所は、デビュー第2作出版までの日々 されど、心配な日々


 佐伯泰英 九年前の絶望が、時代小説での再起を決意させた 「結末」への旅の途中で


 豊島ミホ 書くことと売れることの間で葛藤した26歳の決断 休業の理由


・公募文学賞の選び方 土田みき 作家への第一歩は、分析に基づいた戦略的な応募にあり


・婚活モードで受賞を狙え! 藤田香織 あなたの原稿を確実に受賞へと導く、応募原稿のABC


・これを読んでから書け! ミステリ編 千街晶之


・これを読んでから書け! 時代小説編 末國善巳


・作家志望者のための作家人生モデルケース 土田みき+赤池佳江子


・アンケート 私の作家人生の転機 石田衣良/逢坂剛/北原亞以子/高村薫/乃南アサ/唯川恵


・新潮文庫の100冊「作家のデビューはい〜くつ?」


[好評連載小説]


・北森鴻 鏡連殺


・重松清 ゼツメツ少年


・佐々木譲 暴雪圏


・高橋克彦 鬼哭鬼九郎


・西村京太郎 宮島・伝説の愛と死 最終回


・平岩弓枝 聖徳太子の密使


・宮部みゆき ソロモンの偽証


[連載エッセイ]


・嵐山光三郎 文士の舌


・柴門ふみ 恋のタネ


・佐藤優 功利主義者の読書術


・山田詠美 アンコ椿は熱血ポンちゃん


・山本益博 マスヒロのあくび指南


・河口俊彦 盤上の人生 盤外の勝負


・フジモトマサル 終電車ならとっくに行ってしまった


・太田和彦 居酒屋百名山